ゼネラリストの時代

2014年5月10日 土曜日、アップグレードふくいにて講演させていただきました。

アップグレードふくい vol.44 ~これからのWebプロフェッショナルに求められるもの~

テーマとしては、ウェブコンサルタントサミット「ウェブコンサルタントになるには」でお話しさせていただいた内容と同じく、「ウェブプロフェッショナルはゼネラリストであれ」です。
当社のスタッフにも、「専門知識よりも経営の知識、他業界の知識を磨け」と話しています。
その背景には、複雑化した社会が急速に変化する中で、全体最適を実現するプロが必要だとという想いがあります。
これはウェブ業界に限ったことではありません。

ゴメスコンサルティングの森澤さんが尊敬する人物としてあげていた田坂広志さんが、近日こんなタイトルの本を出されることを知りました。

知性を磨く― 「スーパージェネラリスト」の時代
http://www.amazon.co.jp/dp/4334038018/

これから販売されるので、詳細は分かりませんが、過去のインタビューを見ると、同じような意識をお持ちだと感じました。
http://blogs.itmedia.co.jp/nagaichika/2011/01/post-1c19.html

また、システム開発の分野でも同じような流れがあるようです。
35歳定年説より怖いフルスタックエンジニアしか生残れない未来とは

http://paiza.hatenablog.com/entry/2014/05/13/35歳定年説より怖いフルスタックエンジニアしか生残れない未来とは

スタックエンジニアとは、階層構造になっているシステムの下から上まで全ての技術を積み上げて習得しているエンジニア、という意味だそうです。

いずれにしても、複雑化した価値を構成する要素をそれぞれ理解し、最適な組み上げが出来る人材が重要になるということです。

異なる文脈を持つ人々とのコミュニケーションのスキルと、豊富な経験が必要な時代が到来します。