【ウェブコンサルタントになるには 2月8日、15日】
ウェブコンサルタントを増やす、育てるイベント、「ウェブコンサルタントになるには」の日程が近づいてきました。私自身、本当に楽しみなイベントです。
ウェブ業界を広く御存じの方はお分かりになると思いますが、本当に豪華な登壇者にご協力いただくことが出来ました。ただでさえ忙しいコンサルタントの皆様に、貴重なお時間を割いてご協力いただけることに、感謝の念が堪えません。
イベント開催に際して、登壇者の皆様にインタビューさせていただいています。そこで感じるのは、みな「ウェブ活用の方向付けができる人が増えないと、ウェブ業界をダメになる」という危機感を持っている、ということです。もっとたくさんのウェブコンサルタントが必要です。
しかし、ウェブプロフェッショナルの多くは、自身の領域を広げることにリスクを感じるようです。そこで、今回広義のウェブコンサルタントとしてご活躍の皆様のご意見をお伺いし、誰でもチャレンジできる、というメッセージをお届けしたいと思っています。
今回これだけの登壇者の貴重なお話を、皆様にご紹介できることを大変うれしく思います。
今回のイベントは多くの方の人生のターニングポイントになることと思います。
未来のリーダーたちにお会いできることも私にとって大変な喜びです。
ぜひイベントにご参加ください。
【東京か、大阪か】
東京会場と大阪会場のどちらに参加するか、迷われている方が多いようです。私としては、ぜひ両方聞いていただきたいと思っています。そのために、動画配信も準備しました。
http://www.ustream.tv/channel/how-to-become-a-web-consaltant
登壇者の発表内容はそれぞれお任せしておりますが、主催者として東京と大阪の人選で意識したのは、東京会場は大手企業向け、大阪会場は中小企業向けにご活躍されている方、ということです。
東京では大企業クライアントが多いため、ウェブの活用支援をそれぞれ専門家に切り分けて発注することが多いです。そのため、コンサルタントに対しては専門性に対するニーズが高くなっています。その他の地方では、ウェブのパートナー企業を1社選び、すべて依存するスタイルが多いため、総合力に長けた方が多いと思います。その点の違いも踏まえて、聴講してください。
【登壇者ご紹介】
おそらく、多くの方がご自身の専門分野に近い方、1、2名しかご存じないことと思いますが、全員が本当の意味でのプロフェッショナルです。
私の方から、簡単にご紹介させていただきます。
■諏訪 光洋氏 (すわ みつひろ)
デザインに興味がある方であればご存知のロフトワークの代表です。
http://www.loftwork.jp/
ロフトワークではたくさんの登録クリエイターを擁し、大規模、大量のデザインプロジェクトをこなしています。
http://www.loftwork.com/
今回の登壇者8名の中ではもっともコンサルタントという呼称からは遠い方ですが、デザインとビジネスをつなぐ、という立場におられるため、今回の趣旨にあてはまる方だと思い、登壇をお願いしました。
また多くのクリエイターと接する立場にあるため、ウェブデザイナーを中心とした、クリエイターの状況や、その次のステップについて、ご意見をいただきたいと思っています。
■森澤 正人氏 (もりさわ まさと)
森澤さんは、金融機関や大学サイトなどのサイト価値ランキングで有名な、ゴメスコンサルティングの代表として、大手企業のウェブサイトの構築、ユーザビリティ改善を行っています。
http://www.gomez.co.jp/ranking/index.html
ベテランだけあって、専門的なセミナーも多数開催されており、またご本人が登壇されているものも多いです。
http://www.gomez.co.jp/seminar/index.html
経験も豊富ですし、勉強家ですから、本当に知識の豊富な方です。明確な目的を持ったウェブ制作、リニューアルをご相談するには最適な方だと思います。ご本人もいつもフロントに立ってコンサルティングに奔走されています。大企業向けの「ザ・ウェブコンサルタント」を目指す方には最適なロールモデルだと思います。
ちなみに、偶然ですが、私の家のすぐ近所にお住まいで、夜中にすれ違うことも多いです。
大変な愛妻家でもあります。
■清水 誠氏 (しみず まこと)
清水さんはウェブ解析や、サイトのアーキテクトなど、UX周辺にご興味をお持ちの方ならご存知かと思います。清水さんのセミナーはいつも人気で、毎回満席になります。
http://www.cms-ia.info/
私自身、UX周りでの考え方がとても近いと感じており、清水さんのコンセプトダイアグラムなどの手法には刺激を受けております。
清水さんは比較的短期で転職を繰り返しておられますが、所属企業やその規模にこだわらず、つねにネット業界の第一線で活躍し続けています。また、現在でもアドビシステムズに所属しながら、半分はフリーランスとしての活動を行っており、ノマドワーカーを目指す方にとっては理想的なライフスタイルを実現されていると思います。
お子様へのデジタル教育にも熱心に取り組まれています。
■阿部 圭司氏 (あべ けいじ)
SEM-LABOというリスティング広告に興味のある方なら誰でもご存知の有名ブログを運営されています。リスティング広告の代理店としてもっとも知名度のある会社では無いでしょうか。
http://sem-labo.net/blog/
リスティング広告に絞り込むことで、若い企業でありながら、短期間で高いノウハウと効率の良い収益性を実現されているように見えます。
しかし、阿部さんご自身はリスティング広告を中心としながらも、広い視野でコンサルティング活動をされています。広い視点を持ちながら、専門分野は深める。まさに若手コンサルタントのお手本ではないでしょうか。
■北村 錬充氏 (きたむら れんみつ)
ネットショップを中心に、幅広くウェブコンサルティングをされています。
http://www.lateral.jp/
東京と地方ではウェブコンサルティングニーズが異なります。東京には専門コンサルタントニーズがありますが、地方では解析だけして欲しい、というニーズはありません。経営からウェブ活用まで、すべてを一人のコンサルタントに依存する形が多いです。
北村さんは、ネットショップの運営経験をもとに独立されましたが、地方でのコンサルティングニーズに合わせて、モチベーションアップから、人材活用のアドバイス、実店舗や商品についてのアドバイスまで、熱心にされています。私から見て、特に経営者さんと納得がいくまで話し合う姿勢は、経営相談の基本に忠実で、卓越しています。
北村さんと一緒にお仕事をさせていただく中で、ネットに強くない経営者でもネットの価値を理解し、活用に前向きになることで、結果的に業績が改善する、というシーンを何度も見てきました。スキルというよりも、コミュニケーションという意味での卓越したスタイルです。成果の秘訣を伺いたいと思います。
■住太陽氏 (すみ もとはる)
SEO業界では知らない人はいない方です。
http://www.searchengineoptimization.jp/
日本のSEO黎明期からノウハウを積極的に発信されています。今でこそSEOについて書いているブログも多いですが、2005年くらいまでは住さんのサイトがネット上で唯一と言ってよいほど貴重な情報源でした。私自身、こちらのサイトのキーワード出現頻度解析ツールなど、利用させていただきました。
もともとSEOと制作というテーマでやっておられたので、制作の専門家でもあります。また、小規模サイト、ネットショップに強い方です。
非常に個性的な方で、物言いも刺激的ですが、その裏には正しい心構えのもと、熟慮した裏付けがあります。ウェブプロフェッショナル、ウェブマスターの心構えから、日々の作業まで、ご意見をいただけると思います。
■森野誠之氏 (もりの せいじ)
google analytics界隈の方でしたらご存知の方です。
ブログも熱心ですが、メルマガを毎日配信されています。
http://www.uneidou.com/
私を含め、いまご活躍の多くのコンサルタントの中には、前職で大企業に居たり、特別な環境で学ぶ機会があった方が多いと思います。また、ほとんどの方は東京を中心にお仕事をされているため、大手クライアントに対して専門技術で価値を提供する、というスタイルをとっています。
しかし、森野さんは違います。名古屋を中心に活動し、特にビジネスチャンスに恵まれたわけでもありませんが、真っ正直に仕事をこなし、積み上げ、卓越によって存在感を放っています。その理由は、猛烈、かつ誠実なお仕事ぶりを見ればわかるでしょう。地方で、個人で独立、という方にとって、大変刺激になる方です。
解析という専門分野をお持ちですが、ウェブマーケティング全体、もしくはそれ以上に広い視野をお持ちです。いまは森野さんと言えば解析ですが、おそらく数年後には解析という枠にとどまらないご活躍をされている方だと思います。
■権 成俊 (ごん なるとし)
最後に、自己紹介させていただきます。株式会社ゴンウェブコンサルティングの権 成俊です。
経営全体の分析、組織の分析から、ウェブ活用の方向付け、実現の監修まで、一気通貫で行えるのが強みです。結果として、中小企業のイノベーションを伴うサイトリニューアルの案件が増えています。最近は商品企画、サービス企画をする例も増えてきました。
一時期はSEOやリスティング広告、ウェブ解析などのトレンドに合わせて、手法も磨きました。しかし、最近は事業そのもののイノベーションに踏み込まない限り、ウェブで成果を出すことは難しいと感じています。
しかし、業界全体で、その人手が足りていません。一緒に新しい時代を作ってくれるリーダーに向けて、メッセージをお届けしたいと思っています。