ネットショップは10年以内に半減する

今後10年以内にネットショップは半減すると思っています。
その理由は、すべての小売店がネットで購入できる機能を持つようになるからです。

実際にその動きが出てきています。

「誰もがショップオーナーになれる!ZOZOの新サービス「MARKET」がスタート」
http://www.fashion-press.net/news/8955

24時間365日ネットにつながる環境になった時、消費者は常にネットの情報を参照しながら行動するようになります。
パスタを食べにお店に入って、どれを注文するかを決めるときにはネットで口コミを見て注文するようになります。
商品を買うときも、ネット上の口コミや、商品説明をみながら購入するようになります。
店舗があるのに、ネットに情報が無いお店では商品を選びづらい、と感じるようになるでしょう。
ネットショップを保有することのハードルは年々下がっています。
システムも無料化しますし、ページも専門知識が無くても作れるようになっています。
商品登録も、メーカーからもらったCSVファイルを少し加工するだけで事足ります。
全ての小売業がネット通販機能を持つのです。

そうなると、ネットで売っている、ということ自体は何の差別化にもなりません。
当たり前だからです。
「当店はカード決済ができます」
というのが強みにならないのと同じです。
そうなると、ネットショップ専業のお店は減ってくるでしょう。

オムニチャネル化がもたらす変化はweb2.0なみに大きなものでしょう。
生きるか死ぬかのギャンブルにならないようにするには、早く動き出すことです。