ナッツとドライフルーツ 小島屋 リニューアル報告①

ismでは何度もご紹介していますが、2014年11月にナッツとドライフルーツのネットショップ 小島屋さんのサイトを当社がリニューアルしました。


■小島屋さんについて

小島屋さんは東京御徒町に実店舗があり、創業60年の歴史がある老舗です。
楽天でもショップオブザイヤーを受賞されているくらい、ネット通販でも実績があります。
しかし、独自ドメイン本店は楽天と比較して一桁低い売り上げでした。
リニューアル前は、サイトの構造、デザインも楽天ベースに作り上げられたものを転用しており、見た目はほぼ同じサイトでした。
2013年12月ごろから打ち合わせをはじめ、2014年4月ごろから本格的に動き、2014年11月にサイトをリニューアルしました。

本店 http://www.kojima-ya.com/
楽天店 http://www.rakuten.co.jp/kojima-ya/


■成果

リニューアル直後で前年比140%、そこから毎月伸びて、前年比200%~400%くらいになりました。
4月は20日時点のペースで前年比692%です。
前年は下旬からくるみブームで売り上げが伸びたので、着地は400%くらいになりそうです。

PVも滞在時間も前年比約200%になり、平均購入額も130~150%くらいになっています。
回遊範囲が広がり、一人あたりの購入商品のバリエーションも増えているようです。


リニューアルのポイントはこちらに簡単にご紹介しました。

ナッツとドライフルーツ 小島屋 リニューアル報告②
http://www.webconsultant.jp/strategy/post-46.html

■本丸は商品開発

今すでにある程度の成果は出ていますが、このリニューアルの成果の本丸はこれからの商品開発です。
従来のサイトではサイトの構造化が不十分で、商品が増えたとしても埋もれてしまう可能性が高かったのですが、
今回のリニューアルによって、全身に血液が巡るようにユーザーが全体を見渡せるようになり、商品一覧に商品を追加していっても見てもらえる可能性が高まったのです。
それが進めば、従来の売り上げの10倍、20倍も目指せるでしょう。
また、コンテンツを楽天店にも移植したり、開発した新商品を実店舗でも販売すれば、全体での売り上げ寄与は20倍どころではないと思います。
これが本当に狙った成果です。


■改善ではなく、枠組みごとを変える

このような成果が目指せるのはなぜでしょうか。
お分かりのとおり、ウェブサイトリニューアルは成果を出すためのステップの一つに過ぎません。
それよりも大きかったのは、事業分析から、自社の価値を整理し、進むべき道が明確になり、店長の小島さんご自身が大きく意志を固めたことです。

実は小島さんは一人でネットショップを経営し、出来る限り作業を外注することで、効率の良い経営をする店長として名をはせている人物でした。
その小島さんが、今後の自社の貢献のビジョンを持ち、自身のスタイルを変えて人を雇い、その分商品開発に集中することにしました。

それによって大きく売り上げが伸びるであろう、という遠くのゴールがあるからこそ、商品開発を目指したサイトリニューアルを進められたのだと思います。
重要なのは、長期の視点を持てるかどうか、ということです。

当社のお客様の中で、事例紹介としていろいろな情報を公開させていただいてる企業さんが何社かおられます。
新刊でもご紹介している以下の3社はそれぞれサイトをリニューアルしてから3~5年くらいですが、みなさんリニューアル後の売り上げが数倍になっています。
小島屋さんと同じように、サイトリニューアルはきっかけでしかありません。
リニューアルに際して、各経営者さんの価値観を掘り下げ、ビジョンを具体性・客観性を持たせ、戦略を導いたことが長期の発展につながりました。

・ozie http://www.ozie.co.jp/
・近江牛.com http://www.omi-gyu.com/
・エンジェル宅配 http://www.angelexpress.jp/

ネットショップで売り上げが頭打ちになりながらも、大きく決断が出来ずに悶々としている方がたくさんおられます。
そういう方には、自分たちが社会に対してどんな貢献が出来るのかを真剣に考えていただくのが良いと思います。
その時、お金のことも気になるでしょう。
もちろん、貢献と利益は両輪です。お金がなければ貢献は続けられません。
しかし、重要なのは、かならず貢献が先であるということです。
先にお金のことを考えると、かなりの可能性が閉ざされてしまいます。
お客様に貢献せずに、価値を提供せずに長く栄えることはあり得ません。
今一度、頭の中からお金のことは抜きにして、真剣に自社の価値を向き合ってみることをお勧めします。