ウェブコンサルタントになるための推薦図書

ウェブコンサルタントにお勧めの書籍をご紹介します。
一般的に売れている本が多く、意外なものはほとんどないと思いますが、ウェブコンサルタントにとって重要な本という視点で絞り込みました。


■経営理念・思想

やはり経営理念がもっとも重要です。
自身の経営にとっても、顧客のセグメンテーションにおいても、支援においても、理念が基本となります。

『経営者の条件』 P.F.ドラッカー 
http://www.amazon.co.jp/dp/4478300747

ドラッカーはこれ以外にはマネジメントのエッセンシャル版を斜め読みしたことしかありませんが、経営者に限れば要点が詰まっているように思います。無駄が無く的確な文章は同じく執筆するものとして見ても勉強になります。


『社長の教科書』 小宮 一慶 
http://www.amazon.co.jp/dp/4478012466

理念や価値観がなぜ重要かを分かりやすく書いています。
経営者以外は理念の重要性を意識することは少ないと思いますが、従業員と一緒に読むことで、その重要性が共有できると思います。小宮さんの他の本も、基本同じスタンスで切り口を変えたものが多いです。一


『心を高める、経営を伸ばす』 稲盛 和夫
http://www.amazon.co.jp/dp/4569636381

稲盛さんの本は他にも名作が多いので、どれでも良いと思います。
読みやすく、徳の経営の重要性が理解できます。


■戦略

戦略という言葉は文脈によっていろいろな意味を持ちます。
ネットマーケティングで戦略という言葉を使うときは、通常極度な競争環境における競争戦略という意味だと思います。その基本と、実践的なフォーカス&ディープを分かりやすく伝えてくれる本を選びました。

『戦略シナリオのノウハウ・ドゥハウ』 野口 吉昭
http://www.amazon.co.jp/dp/4569672531


野口さんの本は理論的に整っているものではありませんが、ご本人の実践のイメージが湧くものが多く、参考になります。力強いです。


『競争戦略論Ⅰ』 マイケル・E.ポーター Ⅰ
http://www.amazon.co.jp/dp/4478200505

ポーターの有名論文、著作を分かりやすくまとめた最新版です。ちなみに、Ⅱはグローバル競争についての話なので、ご興味のある方はそちらもどうぞ。


『戦略不全の因果』 三品 和広
http://www.amazon.co.jp/dp/4492521682

事業ドメインとイノベーションの成否について詳しく論じています。
事業ドメインの重要性、イノベーションは創業と同じく、0を1にする力が必要であることが良くわかります。


『参画型経営戦略策定シナリオ』 野口 吉昭
http://www.amazon.co.jp/dp/4761259558

戦略シナリオと同じく野口さんの本です。
こちらも戦略を経営に落とし込む際の実践的な流れが味わえます。


■イノベーション

『カモメになったペンギン』 ジョン・P・コッタ― 
http://www.amazon.co.jp/dp/4478000344

「企業変革力」を子供向けにしたような本です。
イノベーションの最初の教科書です。読みやすいですが、流れは感じられます。
スタッフさんにもおすすめ。


『企業変革力』 ジョン・P・コッタ― 
http://www.amazon.co.jp/dp/4822242749

危機感の共有から始まる、イノベーションの流れを紹介しています。
インターネットイノベーションを支援するウェブプロフェッショナルは必読です。


『日本のブルーオーシャン戦略』 安部 義彦 / 池上 重輔 
http://www.amazon.co.jp/dp/4904336119

インターネットイノベーションの基本であるブルーオーシャン戦略を日本の事例で解説している本です。私は翻訳版を読んでいないのですが、こちらの方が分かりやすいという意見も多いようです。


■マーケティング

『ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング』 権 成俊 / 村上佐央里 
http://www.amazon.co.jp/dp/4048869515

拙著です。
一般的なマーケティングのセオリーをウェブマーケティングのシーンに翻訳したような本です。後半のgoogle analyticsの活用についても、手法では無く、汎用的な仮説と検証という視点を中心に述べています。


『マーケティングの実践教科書』 池上 重輔
http://www.amazon.co.jp/dp/4820744666

マーケティングの一般的な概念がコンパクトにまとまっています。
まさに教科書。必読です。ただし、解説が無いと知識だけになりがちな本です。


■SEO

SEOをはじめとして、ウェブマーケティング手法については新しいものの方が概ね良いので、タイミングでお勧めが変ります。特にSEOはますます重要度が下がって行きます。
それでも必須のテクニックだけは頭に入れておきましょう。

『いちばんやさしい新しいSEOの教本』
安川 洋 / 江沢 真紀 / 村山 佑介
http://www.amazon.co.jp/dp/4844335359

最近の本ですが、とてもよくまとまっている良い本です。現時点でお勧めNo1と言えます。基本的な対策やサイトリニューアル時の対応など、要点を一通りまとめてくれています。


■リスティング広告

SEOと同じく、それぞれのタイミングで良い本はありますが、新しい本がありません。
ウェブマーケティング系はそれぞれのタイミングで新しい本から選びましょう。

該当なし


■インフォメーションアーキテクチャー

ウェブコンサルタントのPDCAではDoはアクセス対策やウェブサイトの改善になることが多いと思います。その中で、アクセス対策よりもウェブサイトの改善の方が難易度が高く、一番勉強が必要な分野でしょう。

『ウェブ戦略としてのユーザーエクスペリエンス』  Jesse James Garrett
http://www.amazon.co.jp/dp/4839914192

ウェブサイトの5階層概念モデルを提唱しています。
戦略>要件>構造>骨格>表層 の意味を説明しています。
必読ですが、こちらも解説が必要な本です。


『Web情報アーキテクチャ―最適なサイト構築のための論理的アプローチ』
 ルイス ローゼンフェルド ほか
http://www.amazon.co.jp/dp/487311134X

情報設計、情報デザインについて深く学ぶなら必読です。
難しいですし、読みづらいですが、何を議論すべきかが良くわかります。


『ウェブユーザビリティの法則』 スティーブ・クルーグ
http://www.amazon.co.jp/dp/4797339098

ウェブユーザビリティについて、ちょうど良いレベルでまとめてくれています。
読みやすいですし、実もあります。


『デザイニングウェブナビゲーション』 James Kalbach
http://www.amazon.co.jp/dp/4873114101

構造設計を仕事にするなら、ナビゲーションについては自分なりのセオリーを作り上げる必要があります。「Web情報アーキテクチャー」のあとに読みましょう。


『インタフェースデザインの心理学 ―ウェブやアプリに新たな視点をもたらす100の指針』
Susan Weinschenk ほか
http://www.amazon.co.jp/dp/4873115574

読みやすいです。
デザインを言語化するための参考になります。


『誰のためのデザイン?―認知科学者のデザイン原論』 ドナルド・A. ノーマン
http://www.amazon.co.jp/dp/478850362X

ユーザビリティの原点と言われる本です。
デザインというのは見栄えでは無く、設計であることが分かります。


■ネットショップ

新しい本をお勧めしますが、今ならこれです。

『成功する ネットショップ集客と運営の教科書』 染谷 昌利 / 鈴木 珠世
http://www.amazon.co.jp/dp/4797373660

最近の本ですが、お勧めです。
アフィリエイト業界の方が書いているため、商品を無理やり売るのではなく、商品を選ぶ視点が含まれており、事業ドメインを選ぶことの重要性を教えてくれます。


■ウェブ解析

『ECサイト「4モデル式」戦略マーケティング』 権成俊 /  村上佐央里 
http://www.amazon.co.jp/dp/4048869515

同じく拙著。
他にも良書はありますが、大体のものが使い方の分量が多く、古くなるとあまり価値がなくなるので。


■コンサルタント

『コンサルタントの秘密』 G.M.ワインバーグ
http://www.amazon.co.jp/dp/4320025377

コンサルタントを目指すなら、ぜひ読んでみてください。
コンサルタントという仕事の限界とか、大変さが分かります。


以上、ざっと思いつくものですが、ご参考まで。